開催日:2025/09/22 イベントのご案内一般公開
UPDATE 2025-08-06
農学部の研究成果を広く知ってもらい、産学官の連携を推進するために『第71回 摂大農学セミナー』を2025年9月22日(月)に開催します。
参加費は無料です。下記URLから申し込みをお願いします。
多くの方のご参加をお待ちしております。
農学部の学生の皆さんには、教員の研究内容を知るまたとない機会です。
他学部生の参加も大歓迎です。是非奮って参加してください。
※対面参加、オンライン参加ともに下記URLからのお申込みが必要です。
日時 |
2025年9月22日(月)15:00〜16:30 |
開催方法 |
無料・一般公開 |
視聴方法 |
ライブ配信(Zoom)/枚方キャンパス農学部8号館8303教室 |
申込方法 |
下記の申込サイトから申し込みください。
申し込み後、視聴方法についてメールでご連絡します。
視聴には、インターネットに接続したパソコン・スマートフォン・タブレットをご用意ください。
なお、ライブ配信の視聴にあたっては、「セミナーの様子や資料の録画や写真撮影、配信をおこなわないことを確認させていただきます。
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申込サイト |
https://forms.office.com/r/Fdx02sKS2f |
プログラム |
15:00-15:05 はじめに
先端アグリ研究所 所長 北川 太一
15:05-15:45 REDs(相対的エネルギー不足)から考える、
女性アスリートの健康と月経管理
食品栄養学科 助教 諸井 美樹
(座長 藤林 真美)
15:45-16:25 生産者に「値上げ」が届かない?!
-食肉の価格形成を読み解く-
食農ビジネス学科 講師 戴 容秦思
(座長 浦出 俊和)
16:25-16:30 おわりに
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主催 |
摂南大学農学部先端アグリ研究所 |
お問合せ |
摂南大学農学部事務室 072-896-6000 |
関連ドキュメント

農学部受験生向け
UPDATE 2025-08-06
腎臓機能が低下している慢性腎臓病患者は週に3回の人工透析をしながら、日々厳しい食事制限をしています。カリウムは健常者の半分ぐらいしか摂取できません。メロンのような高カリウム食品は「食べてはいけないもの」のひとつです。
そこで、低カリウムメロンの研究開発を行い、農学部で養液栽培技術により、メロンの生産を始めました。
低カリウムメロンの特徴として、甘さや大きさが普通のメロンと変わらないことから「家族として一緒に食べられるメロン」、メロンを食べるとピリピリ感がする方にも食べていただける(口腔アレルギー低減化)メロンが出来上がりました。
8月9日(土)13時ごろから寝屋川キャンパス3号館1階で、低カリウムメロンの試食会を行います。
美味しい低カリウムメロンを食べてみてください。
摂南大学農学部農業生産学科
園芸科学研究室
浅尾俊樹
toshiki.asao@setsunan.ac.jp

食品栄養学科一般公開
UPDATE 2025-07-18
2025年7月3日、10日に、本学調理学実習Ⅱの授業にて「お魚料理教室」が開催されました。鳥取県、JA全農とっとり、水産庁 JF全漁連、そして株式会社うおいちの多大なるご協力のもと、食品栄養学科2年生77名が魚料理を通じて食材の魅力と技術を学び、普段触れることの少ない新鮮な魚を自ら調理する貴重な経験となりました。

2025年度お魚料理教室(盛付図)
学びの献立 ~鳥取の恵みを味わう~

鳥取県の農産物(ねばりっこ、白ネギ、らっきょう、すいか)

アジ、ヤマトシジミ
(食材提供:大日本水産会・鳥取県・㈱うおいち)
当日の献立は、鳥取県の旬の食材をふんだんに使用した豪華なラインアップ
•「ねばりっこ」の山かけご飯(自然薯由来の強い粘りが特徴)
•「アジ」のムニエル&刺身(1人1尾・300g超のアジをご用意いただきました!)
•鳥取県特産のらっきょう入りタルタルソース
•焼き白ネギ(そのままで甘くて絶品!)
•ヤマトシジミのシジミ汁(アサリ級の大ぶりな貝で旨みたっぷり)
•鳥取県産スイカ(旬のスイカはとても甘くてジューシー。学生たちもその味に満足そうな様子でした。また、スイカの最も甘い中心部を全員が味わえるように切る工夫についても丁寧な指導がありました)
🔪実習の様子 ~手を動かして技術と向き合う~
株式会社うおいちの山口さんが教卓に立ち、魚のさばき方を丁寧に指導してくださいました。学生全員がアジの三枚おろしに挑戦。各自に提供された新鮮なアジを、半身は刺身に、もう半身はムニエルとして調理しました。

デモンストレーションを行う山口さん(株式会社うおいち)
驚くほど粘りのある「ねばりっこ」は、箸で持ち上げるとすべてが持ち上がるほどの強い粘り。その粘りを目の当たりにした学生たちからは思わず歓声が上がり、笑顔で山かけご飯をおいしそうに味わう姿も見られました。また、「野菜が苦手だったけど今日は全部食べられた!」という声も聞かれ、食の体験が学生の心にしっかり響いていることが感じられました。

調理後はみんなでおいしくいただきました(試食の様子)
また、ヤマトシジミについては「塩水につけすぎると砂だけでなく旨味まで出てしまう」というお話に、教員も学生と一緒に驚きの声を上げながら、食材の扱いにおける繊細な配慮の重要性に共感していました。
授業前にシジミの貝同士を打ち付けていた作業については、「塩水に漬かったシジミの貝同士を打ちつけて死に貝を探します。澄んだ音がすれば両方とも活きており、鈍い籠もった音の場合はどちらかが死んだ貝だと判断できます。」と教えていただきました。食のプロは五感を使って安全性を確かめる技を持っています。とても勉強になりました。

塩水につけて砂抜き中のヤマトシジミと死に貝を確認する作業の様子
食育の一環として
この実習は、毎年実施していますが、今年はちょうど毎月3日~7日の「さかなの日」の期間に開催されました。鳥取県とうおいちの職員の方々も、授業中は学生のそばで優しく声をかけながら、知識や技術を惜しみなく伝えてくださいました。
学生たちは、地域の食材や漁業の背景に触れることで、ただの「調理技術習得」にとどまらない深い学びと感謝の気持ちを抱いた様子でした。

毎月3日から7日は「さかなの日」

みんな真剣に三枚おろしに挑戦です
本実習は、未来の食を担う学生たちにとって、大変有意義な機会となりました。今後も地域と連携し、魅力ある食の教育を推進してまいります。

アジの3枚おろし

とても甘くておいしいスイカでした