2024年1月29日(月)に、農業生産学科の学生7名と佐野准教授が、大阪府羽曳野市の「七彩ファーム」を訪問しました。
就農や農業生産現場で働くことを目指している学生に、直接現場を見て生産者の方から話を聞けるよう企画したもので、昨年度に学内で実施した就農セミナーで講演いただいた川崎佑子さんのご厚意により実施できました。
川崎さんは農家の出身ではなく、会社員を経験した後、農業に転身され、農業法人への雇用就農を経て、現在ご自身で農業法人を経営されています。
当日は、大阪府で生産の多い(全国第3位)イチジク生産ほ場や河内一寸空豆(南河内で伝統的に栽培されている希少品種のソラマメ)栽培ほ場など、農業生産現場の最前線を見学して実態に触れ、座談会形式で生産者の方と意見交換をしました。
学生たちは、今後の進路の決定や、就農において留意すべき点について、認識を深めることができました。
参加した学生からは、以下のような意見がでました。
「農業をするにあたって、コミュニケーションを大事にして、チームでやりたいことを実現し、想いに共感できるかがとても重要だと感じた」
「連作障害を実際にどのように防いでるいるのか。また、新規農業者同士で農業機械を共有している、という点が大変勉強になった」
「特に勉強になったと感じる点は、作物の売り先の確保方法や、お客様に買ってもらうための工夫など、商売に必要なポイントを知れたこと」
「農業について学ぶことと、実際に農園などで働くことのギャップについて聞くことができた。体や頭をたくさん使い、人間関係やお金のことを気にする必要があり、思っていたよりも実際に働くとなると、苦労するところが多いと分かった」
【参考】
七彩ファーム:地域で生産の多いイチジクや水稲だけでなく、多品目の栽培を行うことに加えて、農業イベントを多く開催して経営理念である「農業を通して様々なヒトやモノを繋ぎ、農業の楽しさ・大切さを1人でも多くのひとに感じてもらう」ことを実践していることが特徴
https://nanairofarm.amebaownd.com/
記事「やるやん!大阪農業取材レポート(JAグループ大阪)」
https://omoroiyan-ja.osaka/yaruyan/farmers/3255/