農業生産現場への理解を深めるため「七彩ファーム」を訪問しました


農業生産学科活動報告
UPDATE 2024-02-05

2024年1月29日(月)に、農業生産学科の学生7名と佐野准教授が、大阪府羽曳野市の「七彩ファーム」を訪問しました。

就農や農業生産現場で働くことを目指している学生に、直接現場を見て生産者の方から話を聞けるよう企画したもので、昨年度に学内で実施した就農セミナーで講演いただいた川崎佑子さんのご厚意により実施できました。
川崎さんは農家の出身ではなく、会社員を経験した後、農業に転身され、農業法人への雇用就農を経て、現在ご自身で農業法人を経営されています。

当日は、大阪府で生産の多い(全国第3位)イチジク生産ほ場や河内一寸空豆(南河内で伝統的に栽培されている希少品種のソラマメ)栽培ほ場など、農業生産現場の最前線を見学して実態に触れ、座談会形式で生産者の方と意見交換をしました。
学生たちは、今後の進路の決定や、就農において留意すべき点について、認識を深めることができました。

参加した学生からは、以下のような意見がでました。

「農業をするにあたって、コミュニケーションを大事にして、チームでやりたいことを実現し、想いに共感できるかがとても重要だと感じた」

「連作障害を実際にどのように防いでるいるのか。また、新規農業者同士で農業機械を共有している、という点が大変勉強になった」

「特に勉強になったと感じる点は、作物の売り先の確保方法や、お客様に買ってもらうための工夫など、商売に必要なポイントを知れたこと」

「農業について学ぶことと、実際に農園などで働くことのギャップについて聞くことができた。体や頭をたくさん使い、人間関係やお金のことを気にする必要があり、思っていたよりも実際に働くとなると、苦労するところが多いと分かった」

 

【参考】
七彩ファーム:地域で生産の多いイチジクや水稲だけでなく、多品目の栽培を行うことに加えて、農業イベントを多く開催して経営理念である「農業を通して様々なヒトやモノを繋ぎ、農業の楽しさ・大切さを1人でも多くのひとに感じてもらう」ことを実践していることが特徴
https://nanairofarm.amebaownd.com/

記事「やるやん!大阪農業取材レポート(JAグループ大阪)」
https://omoroiyan-ja.osaka/yaruyan/farmers/3255/

昆虫寄生菌が病原菌も抑えるメカニズムを解明 微生物農薬1剤で害虫と病気を防除(飯田 祐一郎 講師)


農業生産学科プレスリリース
UPDATE 2023-10-10

久保・農学部長が「第12回・国際植物病理学会議」でFellow (栄誉賞)を受賞しました


農業生産学科受賞情報
UPDATE 2023-09-01

2023年8月20日~25日にフランス・リヨンで開催された「第12回 国際植物病理学会議 (12th International Conference of Plant Pathology)」で、久保康之教授(農学部長)がInternational Society for Plant Pathology からFellow (栄誉賞)を受賞しました。

本受賞は、久保教授の植物病原糸状菌の病原性に関する研究分野への長年の功績が認められたものです。

【参考】第12回 国際植物病理学会議:https://www.icpp2023.org/