2年生の実習で給食を提供しています


食品栄養学科活動報告
UPDATE 2021-07-03

食品栄養学科2年生の必修科目である「給食経営管理実習」では、年間を通して毎回100食分の給食提供を行います (現在、コロナ禍の関係で提供数を50食に削減中)。


毎回の献立は、その日の栄養士係が「給与栄養目標量」に沿って立てます。
なかでも特に苦労するのが塩分量(3g以下)で、どの料理にどれだけ配分するか、学生自らが献立内容と栄養計算から考えます。


また、給食経営管理実習室の中は、汚染作業区域(検収室・下処理室)や非汚染作業区域(主調理室・配膳室)といった区域に分かれており、ワンウェイ(一方向の動線)を基本とすることで2次汚染の防止に努めて衛生的な環境を保っています。


学生は順番に、栄養士係、調理師衛生管理係、調理師係といった、それぞれの持ち場を経験していきます。
特に栄養士係はいわゆる司令塔(現場監督)役で、すべてを掌握し指示を出さなければならないため、責任重大です。
ただし、やり遂げた後は心地よい達成感が味わえるようです!


今回の献立は、「かやくごはん ・タラのホイル焼き ・なすの煮浸し ・赤だし ・みかんゼリー」でした。
〝かやくごはん〟は実習が始まって以来のチャレンジだったようですが、とても満足のいく出来栄えでした。
その甲斐もあり、学生達は少し自信がついたそうです。


給食は食券制で提供し、喫食者の方々にアンケートを書いてもらい、次回の給食提供に活かしていきます。
学生達は、「先生方のアンケートは毎回辛口ですが、的を射た意見で大変参考になります」と話していました。
今後も管理栄養士として将来活躍できるよう、さまざまな実習に取り組んでいきます。