開催日:2023/12/10 摂大農学セミナー一般公開
UPDATE 2023-11-04
農学部の研究成果を広く知ってもらい、産学官の連携を推進するために日本有機農業学会 第24回大会 「地域セッション」(第49回摂大農学セミナー)を2023年12月10日(日)に開催します。
参加費は無料です。下記URLから申し込みをお願いします。
多くの方のご参加をお待ちしております。
農学部の学生の皆さんには、教員の研究内容を知るまたとない機会です。
他学部生の参加も大歓迎です。是非奮って参加してください。
日時 |
2023年12月10日(土)9:30〜11:30 |
開催方法 |
無料・一般公開 |
視聴方法 |
ライブ配信(Zoom)/枚方キャンパス農学部8号館8210教室 |
申込方法 |
下記の申込サイトから申し込みください。
申し込み後、視聴方法についてメールでご連絡します。
視聴には、インターネットに接続したパソコン・スマートフォン・タブレットをご用意ください。
なお、ライブ配信の視聴にあたっては、「セミナーの様子や資料の録画や写真撮影、配信をおこなわないことを確認させていただきます。
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申込サイト |
https://forms.office.com/r/ufKPSrJ0pR |
プログラム |
9:30-9:40 座長解題 摂南大学農学部 准教授 谷口 葉子
第1演題
9:40-10:00 前払い制によるCSA の取組み、能勢エリアにおける
有機農業の地域的拡がりについて
成田ふぁーむ 代表 成田 周平
第2演題
10:00-10:20 都市近郊の里山で『有機農業』を実践する。
地域事業者と連携する都市近郊有機農業者の創意工夫
ひらかた独歩ふぁーむ 代表 大島 哲平
第3演題
10:20-10:40 私たちのみどり戦略ー消費者・流通(生協)と
農家の協同で有機農業を拡げる
コープ自然派事業連合 副理事長 辰巳 千嘉子
10:40-11:00 コメンテーター
大阪府農政室推進課 課長 溝淵 直樹
京都府立大学生命環境学部 准教授 中村 貴子
11:00-11:30 質疑応答・ディスカッション
座長総括
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主催 |
日本有機農業学会 |
共催 |
摂南大学農学部先端アグリ研究所 |
お問合せ |
摂南大学農学部事務室 072-896-6000 |
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10月11日に、奈良県五條市にある手づくりハム・ソーセージ工房「ばあく」を訪問し、ソーセージづくり体験、枝肉の切断・骨抜き・部分肉選別の工程を見学しました。
代表の泉澤ちゑ子氏は、「食物アレルギー体質の子供のために安心して食べられる美味しいものを作りたい」という思いから、五條市で1983年5月に養豚農家と地域の女性が共同出資し「ばあく」を起業しました。現在はレストランと工房を経営し、レストランでは食物アレルギーを意識したメニューの提供、工房では添加物を使わない豚肉のハム、ソーセージなどの加工品の製造、販売を行っています。
泉澤氏の家族が経営している泉澤農園は、約300頭の豚を飼育しており、黒豚にデュロックを交配することにより泉澤農園特有の品種の豚肉を作っています。また、野菜や小麦などを栽培しており、レストランと工房に提供しています。豚には農園で栽培した小麦の皮(ふすま)等を飼料として与えており、豚糞を使用した肥料を野菜に使う資源循環型農業に取り組んでいます。
両研究室のゼミ生ら25人が、事前に野菜スープにつけ込んで塩や香辛料を合わせた豚肉を、羊腸に詰める作業を体験しました。詰め込んだソーセージが山桜のチップで燻煙され、ボイルで仕上げらている間に、豚の枝肉の切断・骨抜き・部分肉選別の様子を見学させていただきました。これもまた普段ではほとんど見られない貴重な現場です。泉澤家の男性陣による素早くかつ精確な作業っぷりに圧倒され、ゼミ生らもその様子から目が離れませんでした。また、直接色々なお話を伺うことができ、生の現場をあまり知らなかったゼミ生にとっては大変貴重な学びの場となりました。
ランチタイムでは、自分たちが頑張って詰めたソーセージと、泉澤農園が栽培した野菜で作られたサラダを頬ばり、ご飯のおかわりが続出するほどでした。ランチの後に、泉澤ちゑ子氏にレクチャーをしていただきました。自分たちがどのような思いから6次産業化に取り組み始め、どのような課題があって、それに対してどのような工夫をしてきたかについて話してくださいました。改めて家族農業の大切さ、小規模経営ならではの柔軟さと強靭さについて考えさせられました。