食農ビジネス学科1年・西田さんが「中国ふれあいの場大学生交流事業」に参加します


食農ビジネス学科活動報告
UPDATE 2023-07-26

食農ビジネス学科1年生の西田みづきさんが、独立行政法人国際交流基金主催の「中国ふれあいの場大学生交流事業」(オンライン)に応募し、参加することになりました。

西田さんは「長沙ふれあいの場 日本語コーナー」に他の日本人学生2名とともに参加し、中国の大学生に日本紹介コンテンツを提供し、日中交流イベント等を通じてオンラインで交流する予定です。

本事業参加にあたり西田さんは「今年シドニーに留学した時、私は日本のことをあまり知らないということに気付きました。帰国後は日本を多様な面から学んでいきたいという思いが強くなり、本事業に参加することを決めました。交流を通じて、中国についての知識も増やしていけたらいいなと思っています。留学時は現地でいろいろな人たちに出会えたことが私の成長につながりました。今回の交流でも、積極的に会話を通じてより良いものを一緒に作り上げていきたいと思っています」と話してくれました。

中国ふれあいの場事業:https://xinlianxin.jpf.go.jp/fureai/

長沙 ふれあいの場:https://xinlianxin.jpf.go.jp/fureai/changsha/

「うみ・ひと・くらしネットワーク」で、食農ビジネス学科の学生がオンライン発表をしました


食農ビジネス学科農水産物・食品マーケティング研究室
UPDATE 2023-07-11

副島久実准教授(食農ビジネス学科)が主宰者の一人である「うみ・ひと・くらしネットワーク」のオンライン・ミーティングで、農業と消費者をつなぐ自主活動をテーマに、食農ビジネス学科の学生が以下の発表を行いました。

・「えがおの発明」(住田光優さん・3年)
・「えがおのマルシェ」(高橋梨音さん、島津明里沙さん・2年)

当日は、うみ・ひと・くらしネットワークの賛助会員である農家女性、畜産女性、漁村女性、消費者、研究者などが、全国から約25名参加しました。

「えがおの発明」の住田さんは、大阪の野菜をスイーツにしてマルシェやカフェで販売した際、野菜生産農家の思いなどをインターネット記事として公開した仕組み作りなどを発表しました。
また、試食として、手作りの水ナスのタルト、人参のタルト、梅のパウンドケーキを事前に参加者へ配送しており、参加者たちは試食をしながら発表を聞きました。応援をしていただいた農家の女性も参加してくださり、「彼女たちの熱意に影響されて、私もとても刺激になった」と活動を振り返ってくれました。

「えがおのマルシェ」の二人は、自分たちで枚方の有機農家の農産物を買い取り、販売できる場所も自ら開拓して、毎週日曜日に自分たちの手作りマルシェを行っていることや、そこに来てくれる消費者と農家をつなぐイベントを企画し、実行していることなどを発表しました。

参加者からは、次のような感想が寄せられました。

「スイーツの製造だけでなく、農家での体験や農家の紹介も含めて紹介する取り組みは素晴らしいと思いました。農家として消費者に生産の現状を知ってもらいたいと強く思いますが、農家自身はなかなかそういった取り組みをする余裕がないのが現状です。このような学生さんの取り組みが末永く続いていくといいなと思います。」

「学生の取り組み、卒業しても力になりそうで素晴らしいと思いました。 」

「みなさんの活動に拍手です。農業の未来は明るいと感じました。」

「3人のプレゼンでは、熱意と遊び心のバランスは絶妙だったと思います。しかも決して計算されたものではなく。だからココロに染み渡る。」

みなさん、ご参加いただき、ありがとうございました。

 

滋賀県長浜市の伝統産業(生糸の生産と和楽器の絃づくり)について学びました(地域マネジメント研究室)


食農ビジネス学科地域マネジメント研究室
UPDATE 2023-07-05

6月29日に、滋賀県長浜市木之本町にて、生糸の生産を行っている工房と、その生糸を用いて和楽器(琴や三味線など)の絃づくりを行っているメーカーを訪問しました。
長浜市は、浜縮緬に代表される絹織物のマチとして有名で、昔は織物の原料となる糸の産地として養蚕業が盛んでした。
カイコの繭から手作業で生糸を紡ぐ「糸取り」は江戸時代から続く伝統産業ですが、現在では訪問した「佃平七糸取り工房」だけになったそうです。
窓越しに、間近に座繰りの操糸の様子を見ることができます。窓越しに作業の様子を見ながら、糸取りをされている女性から直接色々とお話を伺うことが出来て、養蚕なんて全く知らないゼミ生にとっては、大変貴重な学びの場となりました。
ここで紡がれた生糸を使って和楽器の絃づくりをされている「丸三ハシモト株式会社」も訪問しました。
ちょうど、最後の方の工程である「節とり」と「糊引き」の作業をされている現場を見学させていただきました。
全国でも和楽器の絃づくりを行っている会社は3軒程度とのことで、これまた貴重な現場を見ることが出来ました。黄色の糸(絃)がピンと張られた作業場は、空気も張り詰めた雰囲気で、ゼミ生一同緊張な面持ちで、社長さんから色々とお話を伺いました。
養蚕業の衰退、製糸業の衰退が進む中で、原材料確保、後継者(人手)の確保などの課題を抱える伝統産業の継承の難しさを学びました。