食品流通研究室(戴講師研究室)ゼミ生3名が、令和7年度「きみの地域づくり学校」に、受講生として参加しました。昨年度に続き2回目となるこの活動は、学生たちにとってかけがえのない学びと刺激の機会となりました。
「地域づくり」の熱い想いが息づく町、紀美野町
紀美野町には、住民一人ひとりが主体的に「地域をより良くしたい」と願う、熱い「地域づくり」の気運が根付いています。2023年にスタートした「きみの地域づくり学校」は、まさにその想いを形にする場です。産官学が一体となって運営され、若者が紀美野町での暮らしを具体的に考えるきっかけを提供し、さらには地域で新しい「なりわい」を創り出そうとする若い世代を応援する、未来志向の人材育成プログラムです。
「届ける」から「伝える」へ。地域と食の未来を拓く学び
この「きみの地域づくり学校」への参加を通して、私たちは食品流通という分野を、これまで以上に深く、そして多角的に捉え直すことができました。
地域の活性化を目指す「地域づくり」の視点から、農産物の生産から加工、そして消費者の手に届くまでのサプライチェーン全体を深く掘り下げました。単に商品を消費者の皆様にお届けするだけでなく、生産者の方々の情熱や、その土地ならではの豊かな物語、そして地域社会に根ざしたかけがえのない価値を、いかに魅力的に「伝える」ことができるか。それが、現代の食品流通において最も重要なテーマの一つであると、学生たちは肌で感じることができました。
令和7年度「きみの地域づくり学校」の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.town.kimino.wakayama.jp/material/files/group/12/chiikidukurischool_r7_pannhu.pdf